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はじめに
当科は、慶應義塾大学医学部歯科口腔外科学教室の関連病院として歯科医の派遣を受けております。2020年から日本口腔外科学会の研修施設として指定を受け、研修を積んで貰っております。抜歯などの比較的簡単な処置から、より高度な技術と専門知識が必要な悪性腫瘍の治療に至るまで、専門知識と技術を持ったスタッフが丁寧に対応致します。当科は、近隣で開業されている先生方と緊密に連携して、皆様の口の中の健康を口腔外科という専門的な立場でサポートさせて頂いております。そのような事情もあり当院を受診される患者さんは、かかりつけ歯科医院からの紹介により受診される方が多いので、一般歯科治療(虫歯や入れ歯、歯周病など)は原則的に行っておりませんので、御理解のうえ受診をお願い致します。
口腔外科では、口の中とその周囲に発生する病気が診療の対象となります。当科では、口腔癌(口の中にできる癌)の治療には特に力を入れております。親しらずの抜歯や、炎症(顎や顔が腫れる)・外傷・口内炎の治療の他に、口腔顔面痛の薬物療法や理学療法・心身的アプローチも行っています。また、内科疾患を中心とした様々な基礎疾患を有した方(糖尿病・高血圧・心臓病・脳血管疾患など)の歯科治療も可能です。初診・再診ともに予約制ですので、午後1時30分以降に、お電話にて御予約をお願い出来れば幸いです。*急患の場合はこの限りではありませんのでご連絡くださいますようお願い致します。
口腔がん、インプラント(人口歯根)、顎関節症をはじめ顎や顔面の痛みの治療、身体的・知的障害者(児)の方の歯科治療等を行っています。事前にお電話での御予約をお願い出来れば幸いです。
治療概要 | 初期・中期の口腔癌は手術 進行癌は術前化学療法後に拡大手術 |
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対象疾患 | 口腔癌(Stage I ~ Stage IV)、肉腫等の口腔悪性腫瘍全般 |
治療方法 | 初期・中期の口腔癌は手術単独が原則ですが、保存的に、切除を希望されない場合は、化学療法を施行後、必要に応じて放射線治療(立川病院などに依頼)を行い、極力手術をしない方法も選択可能です。進行癌は術前化療後に拡大手術を施行しています。切除不能進行癌に対しては、化学療法(分子標的薬含む)を施行するか、希望に応じて緩和的治療を行っています。 |
予約方法 | ご病気の特性より随時柔軟に対応したいと思いますので、まずはお電話下さい。 |
治療概要 | 歯を失った部位に顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、それを土台として歯をかぶせます。取り外しの入れ歯などをインプラントによって固定することもあります。第3の歯ともよばれ、近年急速に普及している治療法です。 |
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対象疾患 | 歯の欠損、入れ歯がはずれるなど 【診断の結果、インプラント治療ができない場合もあります】 |
治療方法 | 歯型やCTスキャンなどを用いて、顎の状態の精密検査を行います。そして日帰り入院で、局部麻酔によりインプラントの埋入手術を行います。その後は、通院にて治療をすすめ数ヵ月後に最終的に歯や入れ歯が入ります。治療終了後も定期的な健診を行います。 |
予約方法 | 予約制になりますので、午後1時30分以降お電話にてご予約をお願いいたします。 |
治療概要 | 顎が痛くて口が開かない、物が咬めない、口が開けられないなどの顎関節症の治療を行います。また、顎関節症以外の原因のはっきりしない顎や顔面の痛みの治療を行います。 |
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対象疾患 | 顎関節症、三叉神経痛、慢性的な神経痛、頭痛に伴う歯痛、顎の筋肉が原因で起こる歯痛など |
治療方法 | 顎関節症は、家庭療法指導、お薬やマウスピースによる治療を行います。神経痛や筋肉の痛みなどの治療は、お薬や理学療法などを組み合わせ治療を行います。 |
予約方法 | 予約制になりますので、午後1時30分以降お電話にてご予約をお願いいたします。 |
治療概要 | 身体的・知的障害者(児)の方の一般的歯科治療及び抜歯等の外科的治療を行います。 |
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対象疾患 | 身体的障害(車イス、難聴の方など)、知的障害の方など |
治療方法 | 原則的には外来での通院治療となります。外来での通常の治療が困難な方の場合、入院・全身麻酔下での抜歯、治療を行います。ただし、当院で対応できない場合もあります。 |
予約方法 | 待ち時間を極力少なくするため、また治療内容によっては時間がかかりますので必ず事前にお電話ください。予約制になりますので、午後1時30分以降お電話にてご予約をお願いいたします。 |
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