診療部門のご案内

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産婦人科の紹介・対象疾患

外来は、産科と婦人科の2診で行っています。基本的に妊娠されている方は産科、それ以外は婦人科で診察します。具体的な疾患は下記のとおりです。

対象疾患

【産科】
流産、子宮外妊娠、重症妊娠悪阻、切迫流早産、絨毛性疾患、帝王切開、合併症妊娠の一部など
【婦人科】
子宮癌検査、卵巣腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症、腟外陰炎、卵巣機能不全、不妊症、更年期障害、子宮脱、経口避妊薬、月経困難症、感染症、付属器炎、悪性腫瘍の一部など
妊婦健診~分娩に使用する施設
  • 産科外来診察台超音波検査で胎児に病気がないかを確認したり、胎児心拍モニタリングで胎児の元気さを確認します。
  • 陣痛室お産の経過の中で一番長く過ごすのが陣痛室ですので、常に快適な環境を保つように努めています。
  • 分泌室分娩前後の時間をおだやかな気持ちで過ごしていただけるよう、室内を落ち着いた色で統一しています。
  • 新生児室感染症などを防ぐために、空気清浄や温度設定などを徹底管理し、室内を常に清潔を保っています。
  • 生まれた赤ちゃんは、沐浴室において助産師と看護師の手により産湯につかります。
  • 未熟児室小さく生まれた赤ちゃんは、快適な湿度・温度に設定されたクベース(保育器)の中で手厚く看護いたします。
  • 祝い膳当院にておいてご出産された方には、入院中に1回、特別メニューの祝い膳をご用意しています。

診療詳細

産科

妊婦健診では主に血圧測定、尿検査、超音波による胎児計測を行います。また妊娠の時期に応じて血液検査や超音波による胎児スクリーニングを行います。

他の医療機関におかかりの方や当院での里帰り出産を希望される方は、必ず紹介状をお持ちください。
紹介状は、お母さんと赤ちゃんの現在の状態についてだけでなく、これまでどんな経過であったかなどを医師から医師へ詳しく伝えるものです。

安全な出産には妊娠初期からの経過を把握する事がとても重要です。
また、紹介状がない場合にお母さんと赤ちゃんの状態を把握するために、既に済んでいる検査をもう一度しなければならないこともあります。そうなると身体的にも経済的にも負担が増えることもあります。ただし緊急に診察が必要な場合は、紹介状がなくても診察いたします。ぜひご理解いただき、紹介状をお持ちくださいますようお願いいたします。

妊婦健診や分娩に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

婦人科
  1. 良性腫瘍:子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症などの良性腫瘍に対する手術を行っています。開腹手術の他に、低侵襲の腹腔鏡手術(卵巣嚢腫摘出術、子宮付属器切除術、子宮筋腫核出術、子宮全摘術、内膜症癒着剥離術など)や子宮鏡手術(内膜ポリープや有茎性筋腫の切除など)を行っています。状態に適した手術方法を検討致しますのでご相談ください。
  2. 婦人科癌の検診・精査、初期の子宮頸癌手術:一般の子宮癌検診のほかに拡大鏡を用いた精査や、子宮頸癌の前癌病変~極初期の癌に対する子宮温存手術(子宮頚部円錐切除術)を行っています。子宮頸癌の進行症例や子宮体癌、卵巣癌などはご相談の上連携施設などをご紹介致します。
  3. 不妊症:不妊で悩まれている方には各種検査を行い、状態に応じてタイミング法を行います。更に高度な治療である体外受精などが必要な方や希望される方は、連携施設などをご紹介致します。
  4. 女性医療:ピルやIUD(いわゆる避妊リング)などの避妊、月経不順・月経困難症の検査や治療、更年期のホルモン治療などについても承ります。一度ご相談下さい。

専門外来

「超音波・遺伝相談外来」とは

胎児の疾患についての早期対処や妊婦さんの不安解消を目的としています。胎児の発育不全や形態異常の疑いのある妊婦さんに対して、普段の健診よりも時間をかけた精密な胎児超音波検査※1やカウンセリングを行います。患者様の希望があれば、母体血清マーカー検査※2や羊水染色体分析検査※3を行うこともできます。

現在、出生前診断の検査方法が多くなり、選択肢が多様化・複雑化しています。妊婦さんやご家族が適切な選択をできるように、産科医の立場から十分な情報の提供を行います。

また、これからの妊娠についてご家族の遺伝に関することで悩んでいる方のカウンセリングも行います。

※1精密超音波検査とは

普段の妊婦健診で行う超音波検査とは異なり、時間をかけて詳しく丁寧に検査をします。主に赤ちゃんの全体的な発達や健康状態、各臓器の形や大きさが正常に発育しているか、各臓器の働きが正常かを画像にしたり数値にしたりして調べる検査です。

※2母体血清マーカー検査(クアトロテスト)とは

妊婦さんから少量の血液を採取して行う検査で、推奨時期は妊娠15週から17週頃です。
赤ちゃんがダウン症、18トリソミー、開放性神経管欠損症に罹患している確率を算出します。
結果が出るまで約2週間程度かかります。
※母体血胎児染色体検査(新型出生前検査)とは異なります。

※3羊水染色体分析検査とは

妊娠15週以降の妊婦さんのおなかに細い針を刺して羊水を採取して行う検査で、当院では通常妊娠16週から18週で行っています。
赤ちゃんの染色体の数・構造の変化を検出します。
結果が出るまで約3週間程度かかります。
検査後の妊婦さんの安全のため、当院では日帰り入院か1泊入院にて行っています。

受診するには

診察日:毎週火曜日14時~16時 おひとり30分 完全予約制です。
お電話にてご予約をお取りください。
「超音波・遺伝相談外来の予約です」とお伝えください。
お電話受付時間は、平日13時~17時です。

費用について

健康保険の適用がないので、すべて自費になります。

詳しくは下のバナーから“超音波遺伝相談外来”のページをご覧ください。
尚、診療内容や料金は変更になることがあります。

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