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整形外科

半月板損傷

半月板は荷重時の軟骨への荷重分散機能を有しており、半月板の機能低下は軟骨へ負担を増やし、軟骨損傷の原因となります。従って半月板損傷を放置すると変形性膝関節症などを引き起こすリスクが高まるとされています。半月板には血流が乏しく、組織修復が働きにくい部位があるため、3か月程度痛みが持続する場合は半月板の切除や縫合を検討します。「Save the Meniscus!(半月板を温存)」は近年の治療の流れであり、当院でも積極的に縫合術を行っております。その診断にはMRIなどの追加検査が必要なこともありますが、変形性膝関節症の予防に努めています。縫合術後はおよそ3週間程度装具装着が必要であり、入院期間はおよそ1週間程度を予定します。

術中画像 半月板ロッキング、修復前、修復後