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整形外科

人工股関節置換術について

股関節の軟骨が摩耗を起こすと股関節痛の原因となります。摩耗し変形した股関節を人工股関節に置換することで疼痛を改善することができます。人工股関節置換術は、骨盤側の受け皿(臼蓋:きゅうがい)にカップ、太ももの骨(大腿骨:だいたいこつ)にステムと呼ばれるインプラントを設置します。カップにはライナーと呼ばれる軟骨の役割をするインプラントを設置し、ステムの先端にはボールを接続します。ライナーのなかでボールが動くことで股関節の動きを再現します。
当院では術後翌日より離床を開始とし、術後の合併症予防に努めています。入院期間はおよそ3週間程度を目安としています。

人工股関節インプラント
人工股関節レントゲン

・MIS(最小侵襲人工股関節置換術)について
最小侵襲手術MISは約20年前に日本に入ってきた概念で、その手技も20年前に比し大きく進歩しました。しかし、20年前の手技も未だに最小侵襲手術MIS、最新の医療技術として宣伝されています。最小は言葉の意味から本来ひとつであるべきですが「最小侵襲」や「MIS」という言葉が固有名詞化しています。当院では、最小侵襲手術MISの中でも組織をより温存した組織間温存法(AMIS)を患者の要望に応じて行っています。残念ながら変形の程度などにより、すべての患者様に組織間温存法(AMIS)を行うことはできませんが、変形が強いなどの理由で組織間温存法(AMIS)が適用できなかった患者様でも、靱帯を一部切除しますが筋腱を温存するMISを適用することができます。

・小さくて目立ちにくい手術創(西脇Dr.)
一般的に、皮膚のしわと傷が同方向になった方が傷は綺麗に治ることが知られています。しかし、多くの最小侵襲MIS人工股関節置換術では筋肉の走行に沿って皮膚切開を加えるため皮膚のし わと交わる方向に手術創ができます。当院では、患者様の体型や股関節の変形の程度によりますが、9割以上の女性患者様に皮膚のしわと同方向に約6〜8cm程度の手術創を作っています。小さいだけでなく、きれいに治ることが期待できます。ただし、男性の患者様や女性の患者様でも体格や変形の程度により、通常通り皮膚のしわと交わる方向に傷を作ることがあります。