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病院指標

令和3年度 日野市立病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 491 118 160 206 305 432 576 1,265 1,191 260
  • 70歳以上の退院患者数が全体の半数を占めています。コロナ禍ではありますが、患者数は昨年度より少し増加しています。

診断群分類患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)手術・処置等21あり 55 15.78 14.41 0.00 69.67
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 51 18.92 18.42 3.92 77.18
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 43 9.35 9.21 2.33 81.42
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 40 23.25 20.57 22.50 83.93
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 30 4.53 3.30 0.00 77.20
  • 前年度に比較して、1位の2型糖尿病件数は変わりませんが、2位の間質性肺炎、3位の胆管結石・胆管炎、4位の誤嚥性肺炎はいずれも患者数が増加しています。令和2年度春からのコロナウイルス感染症のパンデミックは、令和3年度になっても続いていますが、徐々に日常生活の活動が戻り始めて、食生活のレベルアップ、飲酒・外出などの機会も増加してきたせいかもしれません。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 79 16.75 17.35 8.86 81.27
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 39 4.41 4.36 0.00 66.23
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 25 3.76 3.06 4.00 71.52
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 11.38 11.87 0.00 69.29
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 20 3.95 3.27 0.00 69.05
  • ・新型コロナウイルス感染蔓延の影響、および当科医師の減少の影響で、入院患者総数は若干減少しましたが、高齢者の心不全が多くを占めたのはここ数年と同様の傾向でした。病態改善後も退院・転院等の調整のため入院期間が長くなることが多いですが、今年度は全国平均と同程度でした。
  • ・狭心症・慢性虚血性心疾患の「手術」は経皮的冠動脈ステント留置術等の冠動脈インターベンション治療(PCI)であり、待機的な治療は4日間の入院が基本です。
  • ・狭心症・慢性虚血性心疾患の「手術なし」は主に心臓カテーテル検査のみの入院であり、PCIは不要だった例、PCIを後日予定した例などが含まれます。「入院なし 手術・処置等12あり」とあるのは、冠血流予備能比(FFR)検査を行った症例であり、この検査を積極的に行うことで冠動脈硬化があっても血流量が保たれていると判断した場合はPCIを行わないようにしております。通常は3日間の入院で行っています。
  • ・急性心筋梗塞の入院件数は例年並みでした。一般的には急性期にPCI治療を行った後、心臓リハビリテーションを施行して退院としています。入院期間は病状により異なりますが、中等症で14日間、やや軽症で10日間程度を標準としています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 104 1.99 2.13 0.00 2.51
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 61 4.10 5.83 6.56 0.79
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 29 3.38 3.83 0.00 2.38
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 24 2.00 2.35 0.00 4.50
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 24 8.00 13.14 12.50 1.71
  • 令和3年度は、コロナ禍が続く中、少しずつ受診者数が回復に転じた1年でした。それにあわせ、食物アレルギー経口負荷試験の希望者数が増加しています。また、夏にRSウイルスの大流行が起こり、それに伴う急性気管支炎、急性細気管支炎が増加しました。新型コロナが小児にも症状を出すようになった影響もあり、それに伴う熱性けいれんが増加しています。尿路感染症は、流行状況とは関係なく一定数発症者がいるので、大きな変動はありませんでした。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠経ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術 鼠経ヘルニア等 132 5.30 4.74 0.00 67.33
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 57 4.96 5.40 0.00 42.21
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 42 3.05 4.54 0.00 70.98
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 5.91 7.11 0.00 61.24
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 8.79 9.21 0.00 77.41
  • 令和3年度DPCコードにおける上位5位は上記の通りです。コロナ禍において前年度と比較すると手術件数は回復し、令和3年度の手術件数は745件(前年度76件増)、緊急手術が192件(前年度9件減)でした。手術件数の実際業績数は、鼠経ヘルニアに対する手術が144件、虫垂切除術が84件、腹腔鏡下胆嚢摘出術が74件でした。当院外科で扱う悪性疾患の中で最も多い大腸癌が第3位に入り、良性疾患の急性腹症の中で多くを占める胆嚢炎と胆管炎が第4位と第5位に入りました。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 84 32.32 25.32 60.71 83.25
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術等 77 24.38 23.02 1.30 75.79
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 54 2.93 2.68 0.00 72.81
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 44 5.66 4.99 2.27 58.64
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 29 25.24 20.63 10.34 74.34
  • 「股関節・大腿近位の骨折」:寝たきりを防ぐため、また日常の生活に復帰するため、早期に手術を行い綿密なリハビリテーションを行っています。
  • 「膝関節症」:骨切り術、全人工関節置換術や部分置換術など、膝の状態に応じて適切な手術を行っています。昨年に比較して手術件数が増加しました。
  • 「脊柱管狭窄症」:椎体の不安定性のない脊柱管狭窄症に対して除圧術を行っています。
  • 「前腕の骨折」:転倒による手関節周囲の骨折は非常に多くみられる外傷です。術後も歩行は可能ですので、比較的短期の入院での治療が可能です。
  • 「股関節骨頭壊死・股関節症」:患者さんの状態に応じて人工股関節置換術を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 16.23 9.78 23.08 78.38
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 17.50 8.30 25.00 65.25
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale0,1又は2 11 15.18 15.63 27.27 73.00
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 3.22
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血種(非外傷性硬膜下血種以外)(JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18.90
  • 高齢者が多く、入院期間が長い傾向があります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(膣式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 30 7.07 6.11 0.00 45.60
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 24 9.38 9.46 0.00 47.75
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下膣式子宮摘出術等 21 6.14 6.04 0.00 44.57
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 18 11.06 9.39 0.00 33.89
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 16 3.75 5.37 0.00 32.56
  • 婦人科手術は大幅に増加しました。また産科手術や妊娠糖尿病の教育入院はコロナ以前と同程度まで増加しました。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 307 2.25 2.71 0.00 78.07
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2.61
  • 新型コロナウイルス感染症蔓延に伴い、入院件数減少が続いておりましたが、今年度の白内障治療目的入院は、前年度と比較して大幅に増加しました。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性 10 4.90 5.71 0.00 29.60
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 3.22
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 7.84
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり 8.62
030428xxxxxxxx 突発性難聴 8.75
  • 扁桃周囲膿瘍や急性扁桃炎に対して点滴加療、必要であれば適宜切開排膿術などの処置を行っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 87 2.20 2.50 0.00 71.03
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 54 6.44 7.02 0.00 76.80
110420xx02xx0x 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 定義副傷病なし 17 2.47 3.99 0.00 73.06
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13 13.46 13.14 0.00 63.62
110070xx99x0xx 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 10 12.80 9.42 0.00 82.80
  1. 前立腺針生検:当経直腸エコーガイド下に系統的12か所生検を1泊2日の入院で施行しています。
  2. 経尿道的膀胱切除術:膀胱腫瘍に対して、経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行しております。クリニカルパスで対応しており、入院は手術の前日で、入院期間は通常は5泊6日です。
  3. 尿管ステント挿入、交換:透視下、腰椎麻酔下で経尿道的に、新規に尿管ステント挿入、あるいは定期な尿管ステント交換をしております。
  4. 尿路感染症に対する入院:尿培養や血液培養に参考に抗生剤を選択して、点滴抗生剤、補液にて治療しています。
  5. 進行膀胱癌に対する化学療法の入院:全身状態等や腎機能を考慮して、全身化学療法の適応のある患者さんに対して、電子カルテでレジメ登録されているジェムシタビン+シスプラチンの2剤併用あるいは、ジェムシタビン+カルボプラチンの2剤併用の点滴化学療法をしております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類基準
(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 11 5 9 13 20 1 1 8
大腸癌 8 38 23 89 32 6 1 8
乳癌 0 0 0 0 0 0 1 8
肺癌 2 2 13 50 21 27 1 8
肝癌 1 5 2 1 8 2 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

  • 胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の5種類の癌は5大癌と呼ばれ、癌の進行度はUICC(国際対癌連合)が定めるTNM分類が用いられています。TNM分類とは、①T=原発巣の大きさと進行度、②N=所属リンパ節への転移状況、③M=遠隔転移の有無の3つの判断軸を指し、それぞれの癌をⅠ期からⅣ期のStageに分類しています。当院では、大腸癌が196症例と最も多く、次いで肺癌115例、胃癌59例、肝癌19例、乳癌0例でありました。前年度と比較して、全ての癌でStageⅠとⅡは横ばいであるものの、StageⅢとⅣが増加しており、進行癌の数は増加傾向にあります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 7.60 56.50
中等症 37 15.30 80.81
重症 3 23.00 80.67
超重症 1 39.00 88.00
不明 0 0.00 0.00
  • コロナ禍で外出時にはマスク装着が定着しているためか、前年度に比べて、肺炎に罹患しても重症化する頻度は、減少傾向にあります。なお、重症化する症例は、高齢者で多くなる傾向があります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 42 25.95 75.26 38.10
  • 転院が多く、在院が長い傾向です。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 44 1.32 11.20 4.55 83.52
K6121イ 末梢動静脈瘻増設術 内シャント増設術 単純なもの 31 7.55 18.55 0.00 67.45
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 23 2.00 2.39 0.00 78.04
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 10 5.00 12.70 0.00 74.40
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合
  • 前年度に比較して、内シャント造設術などは、急増しているのが目立ちます。前年度より広域の透析施設から、シャント不全の依頼があったことが考えられ、当院の経皮的血管形成術(PTA)やシャント造設術に対する高評価を反映していることかも知れません。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 41 2.17 3.46 0.00 68.00
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 12 0.00 7.67 0.00 65.17
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの
K597-2 ペースメーカー交換術
K596 体外ペースメーキング術
  • 新型コロナ蔓延による救急対応制限、および当科医師の減少等の影響で冠動脈カテーテルインターベンション治療(PCI)の件数は減少し、2021年度は69件でした。急性心筋梗塞等による緊急PCIの総件数は18件で前年度と同程度でした。房室ブロック、洞不全症候群などの徐脈性不整脈に対して施行されるペースメーカー移植術、電池切れの近づいたペースメーカー本体を交換するためのペースメーカー交換術は統計上の都合で記載されていませんが、併せて11件施行しました。
外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠経ヘルニア 112 0.96 2.97 0.00 63.11
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 69 1.59 3.77 0.00 61.43
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術(両側) 32 0.94 3.16 0.00 58.91
K7181 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない 30 0.13 3.77 0.00 52.37
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わなもの 27 0.63 3.41 0.00 30.93
  • Kコード分類における手術件数において、最も多いのは鼠経ヘルニア手術で、次に腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術、開腹虫垂切除術、腹腔鏡下虫垂切除術の順でありました。胃癌は21例、大腸癌と直腸癌は計60例と、ご高齢者を中心に増えており、うち腹腔鏡下手術は43例と前年度と比較して増加しました。また、令和3年度の腹腔鏡下手術の総数は119件でした。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 71 2.03 8.49 7.04 61.15
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 64 3.14 21.88 46.88 76.31
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 40 6.63 23.83 57.50 83.13
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む)椎弓切除 33 4.61 19.24 12.12 74.21
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 28 1.79 11.64 3.57 57.29
  • 橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折、大腿骨近位部骨折、足関節脱臼骨折などの骨折に対し、観血的治療を行い、機能回復を目指しています。大腿骨近位部骨折は、今後も同様な骨折を繰り返さないよう、骨粗鬆症の評価も行い骨折予防につなげています。人工骨頭挿入術では低侵襲な手術を心掛け、術後のリハビリテーションを行い日常生活への早期復帰に心掛けています。脊椎手術では必要に応じて術中の脊髄モニタリングを併用して可能な限り安全で適切な手術を心掛けています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 12 0.83 17.67 33.33 78.50
K1742 水頭症手術 シャント手術
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K145 穿頭脳室ドレナージ術
  • 手術件数は、コロナ禍で昨年度と同様に減少しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの等 37 1.27 4.92 0.00 44.43
K877 子宮全摘術 24 1.13 7.42 0.00 49.92
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 22 14.73 7.95 0.00 33.55
K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 20 1.05 4.75 0.00 46.95
K867 子宮頸部(膣式)切除術 11 1.00 1.00 0.00 38.36
  • 婦人科手術に関しては、前年度が緊急事態宣言の影響により、大幅に手術件数が減少した影響の反動か、前年度の約2倍の件数を施行し、過去5年間で最も多い手術件数となりました。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 305 0.27 0.99 0.00 78.05
K269 虹彩整復・瞳孔形成術
  • 新型コロナウイルス感染症蔓延に伴い、手術件数減少が続いておりましたが、現在は回復基調にあり、前年度と比較して手術件数が約4割増加しました。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 12 1.00 5.00 0.00 26.50
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術
K368 扁桃周囲膿瘍切除術
K2862 外耳道異物除去術 複雑なもの
  • 扁桃の慢性炎症や扁桃肥大による睡眠時無呼吸症候群の症例に対して扁桃摘出術を行っています。成人の滲出性中耳炎に対するチューブ挿入術は外来で治療を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 39 1.08 4.41 0.00 76.62
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 32 0.63 3.38 0.00 75.06
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 15 1.00 4.33 0.00 77.27
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 11 2.55 11.45 0.00 72.82
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 10 1.00 3.10 0.00 72.50
  1. 経尿道的膀胱腫瘍切除術(術中のかん流液にウロマチックを使用):膀胱腫瘍に対して、経尿道的膀胱腫瘍切除術をします。
  2. 経尿道的尿管ステント留置術:結石や腫瘍に伴う尿路閉塞や、感染を伴った尿路閉塞等に対して、透視下にて、経尿道的尿管ステントを挿入します。
  3. 経尿道的膀胱腫瘍切除術(術中のかん流液に生理食塩水を使用):手術で使用する切除鏡が双極型の電気メスの場合は、導電性の生理食塩水をかん流液に使用して、経尿道的膀胱腫瘍切除術をします。
  4. 腹腔鏡下腎摘出術:腎細胞癌に対する根治的腎摘出術、あるいは尿管・腎盂腫瘍に対する腎尿管全摘術を、腹腔鏡下で摘出する手術です。
  5. 経尿道的尿路結石砕石術:尿管結石、腎結石に対して、砕石装置としてレーザーを使用して、透析下にて経尿道的に尿路結石を砕石する手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180010 敗血症 同一 6 0.13
異なる 21 0.45
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 8 0.17
異なる 2 0.04
  • 【手術・処置等の合併症(180040)のICD-10別症例数内訳】
    ・処置の合併症、他に分類されなもの(T81$)…11件
    ・その他の心臓及び血管の人工器具、挿入物及び移植片による感染症及び炎症性反応(T827)…4件
    ・体内整形外科的プロステーシス、挿入物及び移植片の合併症(T84$)…4件
    ・その他明示された体内プロステーシス、挿入物及び移植片の機械的合併症(T856)…1件
    ・その他の体内プロステーシス、挿入物及び移植片による感染症及び炎症性反応(T857)…1件
    ・予防接種に続発するその他の合併症、他に分類されないもの(T881)…4件
    ・適正に投与された正しい薬物及び薬剤の有害作用によるアナフィラキシーショック(T886)…1件

更新履歴

2016/09/30 「平成27年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2017/09/29 「平成28年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2018/09/28 「平成29年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2019/09/30 「平成30年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2020/09/28 「令和元年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2021/09/27 「令和2年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。
2022/09/29 「令和3年度 日野市立病院 病院指標」をホームページ上に掲載開始。