日野市立病院ホームページトップ > 診療部門のご案内 > 整形外科 > 腰部脊柱管狭窄症
①疾患概要
骨の変形や椎間板の突出などによって神経の通り道(脊柱管)が狭窄し、神経が圧迫されることで腰から下肢にかけて疼痛やしびれが出現する疾患です。中年期以降に好発し、特徴的な症状として、歩くと下肢痛やしびれが増悪し座ると改善する、間欠性跛行があります。
正常部(黄)に比べ狭窄部(赤)では神経の通り道(青)が狭くなっている。
②治療
治療の基本は投薬、ブロック注射、理学療法などの保存的治療になりますが、保存療法が無効な場合、日常生活に著しく支障を来している場合には手術が必要になります。手術は、腰椎すべり症などを併発していない場合には、腰椎の屋根にあたる椎弓という部分を一部切除して神経を圧迫している骨や靭帯、椎間板の突出を除去して神経を圧迫から開放する、腰椎後方除圧術(椎弓切除術、開窓術)を行います。入院期間は約2週間です。
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