日野市立病院ホームページトップ > 病院のご案内 > 適切な意思決定支援に関する指針
日野市立病院では、人生の最終段階を迎える患者が、その人らしい最後を迎えられるよう、「人生の最終段階における医療・ケアプロセスに関するガイドライン」を踏まえ、患者およびその家族と、多職種で構成される医療・ケアチーム、あるいは患者の療養に関わる関連施設を含めて十分に話し合い、患者の意思と権利が尊重されたうえで、適切な意思決定が行えるよう、以下のとおり指針を定める。
本人の意思確認ができない場合には、次のような手順により、医療・ケアチームの中で慎重な判断を行う必要がある。
上記(1)及び(2)の場合において、方針の決定に際し、
等については、複数の専門家からなる話し合いの場を別途設置し、医療・ケアチーム以外の者を加えて、方針等についての検討及び助言を行うことが必要である。
障害者や認知症等で自らが意思決定をすることが困難な場合は、厚生労働省が作成した「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定ガイドライン」を参考に、できる限り患者本人の意思を尊重し反映した意思決定を、家族及び関係者、医療・ケアチームやソーシャルワーカー等が関与して支援する。
身寄りがない患者における医療・ケアの方針についての決定プロセスは、本人の判断能力の程度や入院費用等の資力の有無、信頼できる関係者の有無等により状況が異なるため、介護・福祉サービスや行政の関わり等を利用して患者本人の意思を尊重しつつ、厚生労働省の「身寄りがない人の入院及び医療に係る、意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」を参考に、その決定を支援する。
2025年5月制定
日野市立病院
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