日野市立病院

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後期臨床研修医

日野市立病院 内科・後期研修プログラム

内科後期研修の概況

内科指導医は10人おり、新専門医制度に向けて内科学会基幹施設に申請し、日野市立病院内科専門医プログラムは受理されました(要一部見直し“基本的に受理する”)。本年度は延期ということで将来の基幹施設への準備状態です。

内科後期研修の概況

当院は2008年より卒後3年目の内科医研修を受け入れ、全国から内科後期研修医が継続して赴任し、出身大学は慶應義塾大学、山梨大学、東海大学、東京医科歯科大学、旭川医科大学、東京医科大学、順天堂大学、東北大学など様々です(グラフに後期研修医の人数を示します)。当院の内科研修中と研修歴のある医師を含めると2016年度は総数6名が勤務しており、急性期医療に貢献しております。また、慶應義塾大学医学生教育にも2008年度から継続的に関わり医学教育にも力を入れて参りました。

内科の特徴

日野市立病院は、300床の2次救急病院で、人口約18万人の日野市の中核病院です。
特徴は、病院が新しくてとてもきれいなこと、各科間の小回りがきくため多臓器に疾患がある場合の診療が円滑でスピーディーなこと、検査や処置を積極的に学べる環境が整っていること、都心に近く新宿まで中央線の特別快速に乗ると30分で行けること、などが挙げられます。
内科は、呼吸器、循環器、消化器、腎臓・内分泌・代謝、救急は常勤の専門医がおり、血液、神経、膠原病は、非常勤の専門医の医師が対応しております。慶應大学、東京大学、杏林大学、信州大学、山梨医大、東海大学、東京医科歯科大学、東京医大などの出身の先生がおります。内科学会の他、循環器学会、腎臓学会、呼吸器学会、透析学会、消化器学会、高血圧学会の認定施設になっております。内科は完全当直制を敷いており、カンファレンスで常に話し合いを行っており、スタッフの仲がよく、まとまっていることが自慢です。

災害拠点病院でもあり、2015年度の救急車受け入れは内科で1698人となっております。初診患者は、1日に30~40人来院するため、幅広い疾患の研修をすることができます。大学病院とは違い、検査を学べる環境が整っていることが過去の後期研修医の評価が高いところです。また、学会発表に関しましては、内科学会を中心に年に1回以上の発表の実績があります(以下の業績を参照ください)。そして、各科の垣根が低いため、大学とは一味違う実践的な研修を、じっくり受けることができます。サブスペシャリティを考慮した研修医の希望に柔軟に対応できる後期研修プログラムが特徴です。

慶應義塾大学病院の関連病院であるため、当院で後期研修を受けた内科専修医は、一定の手続きを経た上で、慶應義塾大学の内科学各subspecialty部門に(いわゆる慶應大学内科医局)入局することもできます。

内科後期研修プログラムのコンセプト

当内科がめざす、内科医の基本理念を示します。

  1. 内科医に必要な資質は感性、問題抽出能力、問題解決能力、マネジメント、教育である。
  2. 感性とは、患者の話をよく聞き、患者の痛みつらさ悲しみを理解し共感する能力である。
  3. 問題抽出能力とは、問診、理学所見、検査所見から問題点を体系的に分析し整理する能力である。
  4. 問題解決能力とは、それぞれの問題点に対してEBMに基づいた適切な治療を行える知識や技術である。
  5. マネジメントとは、患者にわかり易い言葉で、ショックを与えずに病状や治療方針を説明し同意を得ること、さらに、医療チームのリーダーとして、コメディカルに適切な指示を出して、自分の治療方針を遂行するリーダーシップである。
  6. 教育とは、患者や家族に適切な、生活指導を行うこと、地域の福祉の情報に基づき、患者の家族の気持ちも考えた指導、教育ができることである。
一般目標

内科全般について幅広い経験を積み、内科医に必要な感性、問題抽出能力、問題解決能力、マネジメント、教育を身につける。
様々な内科疾患にも初期の対応できる能力を培い、内科専門医資格を取得する。そして、内科医として経験が必要な、手技や内視鏡検査、エコー検査などの基本技術を取得する。
さらに、専門領域サブスペシャリティーの能力も培い、臓器別の専門医も取得することを目指す。
専門領域に関しては専門医の評価に恥じない診療ができることを目標とする。

研修期間

卒後1年目、2年目は初期研修期間であり、内科の後期研修は卒後3年から5年目の3年間を原則とする。

  1. 卒後3年目内科全般について研修:臓器別の科を3ヶ月毎にローテート。指導医のもと受け持ち医として入院患者を担当
    (2人主治医体制)
    • (ア)当直は9月までは指導医との2人体制。10月から1人で行う
    • (イ)外来は、救急外来、予約外患者対応を中心に行う
    • (ウ)上部内視鏡検査、エコー検査の研修
    • (エ)年間1回以上の内科学会地方会の発表
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    4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
    領域 消化 消化 消化 呼吸 呼吸 呼吸 腎内 腎内 腎内 循環 循環 循環
  2. 卒後4年目 内科全般について研修:1人主治医として独立
    • (ア)外来を一コマ担当開始
    • (イ)入院患者は、臓器別ではなく、すべての領域の患者を担当する。専門に応じた指導医の指導を受ける。
    • (ウ)神経内科、血液内科などの他院への3ヶ月程度の研修に関しては要相談。
    • (エ)検査の指導は、研修医の希望に応じて対応できることが特徴です。上部および下部内視鏡検査、気管支鏡検査、エコー検査全般、腎生検、心臓カテーテル検査など
    • (オ)年1回以上の内科学会地方会の発表
  3. 卒後5年目 本人の希望により3つのオプションがある
    • (i)当院で内科全般について研修を継続
    • (ii)当院で専門領域サブスペシャリティーを研修
      腎臓内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科
    • (iii)慶應義塾大学内科の各サブスペシャリティーに入局
週間予定
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午前   ☆循環器内科C   ☆内科・外科・放・
消化器C
☆副院長(村上)
5西病棟回診
☆循環器内科C
午後 ☆透析C
☆内・循新入院C
  ☆副院長カルテ
回診
☆妙読会(不定期)
☆内科部長(林)
5東病棟回診
 

C・・・カンファレンス

身分と処遇
身分 正規職員(内科専修後期研修医)
給与 3年目:約950万円 4年目:約1,000万円
※当直・諸手当含む(診療等の実績により変動あり)、期末勤勉手当満額支給で試算
※期末勤勉手当については、入職初年度は満額支給ではございません。
勤務時間 勤務日数:週5日
勤務時間:8時30分~17時15分
※日当直あり(日直:8時30分~17時15分、宿直:17時15分~8時30分)
休日・休暇 土・日曜日及び国民の祝日、年末年始
年次有給休暇、夏季休暇ほか多数の休暇制度あり
福利厚生など ・公務員ならではの各種補助あり
・共済保険、厚生年金、労働保険加入(公務員のため雇用保険無、公務災害有)
・車通勤可
・学会・研修会への参加費用公費負担あり(回数・金額制限あり)
・市内賃貸住宅利用による補助あり(当院借上げの医師住宅であれば、家賃一部(世帯数により金額設定あり)・共益費・敷金・礼金・仲介手数料は当院負担)
・病院近隣に保育所並びに院内にて病児保育あり
手当 通勤手当、期末勤勉手当、地域手当、扶養手当、特殊勤務手当、救急応需手当等インセンティブあり 等
研修医が発表した学会・研究会
1 西澤俊宏、村上円人、柴垣圭吾、目黒真理子、加藤善之
「アンジオテンシンII受容体拮抗薬とACE阻害薬の併用が著効したIgA腎症の一例」
第32回日本腎臓学会東部会(2002/11/3)
2 西澤俊宏 高山信之 柴垣圭吾 竹下潤 峰松直人 目黒真理子 加藤善之 村上円人
「慢性DICにメシル酸カモスタット,ワーファリン,アスピリン,トラネキサム酸の併用が有効であった一例」
第65回日本臨床血液学会(2003/8/29)
3 安田浩之、中村岩男、目黒真理子、大島直紀、井上宗信、村上円人
「血液透析患者における心臓カテーテル検査の検討」
第49回日本透析医学会学術集会 (2004/6/20)
4 安田浩之、目黒真理子、大島直紀、山川弘、村上円人
「低Na血症を呈した維持透析患者の一例」
第49回日本透析医学会学術集会 (2004/6/20)
5 加行淳子、安田浩之、中村正、目黒真理子、大島直紀、高山信之、村上円人
「溶血性貧血、心筋梗塞を合併した透析導入の一例」
第10回多摩慶應医会(2004/1/31)
6 松本明子、峰松直人、影山智己、宮木大、鈴木建則、北村直人、竹下潤、大島直紀、中村岩男、目黒真理子、井上宗信、村上円人
「自然経過で胸水が増減し最終的に結核性胸膜炎と考えられた一例」
第11回多摩慶應医会(2004/9/18)
7 宮木大、目黒真理子、大島直紀、鈴木建則、井上宗信、村上円人
「血液透析患者における心臓カテーテル検査の検討(第2報)」
第50回日本透析医学会学術集会 横浜 (2005/6/20)
8 松本明子、峰松直人
「著明な肺門・縦隔リンパ節腫大と胸水貯留にて発症した結核症と考えられる一例 」
第163回日本呼吸器学会関東地方会 (2005/2/26)
9 関守信、大島直紀、目黒真理子、宮木大、大野洋平、上野浩一、川田一郎、鈴木建則、中村岩男、林篤、井上宗信、三上修治、村上円人
「難治性下痢症を合併した慢性腎不全患者の剖検例」
第13回多摩慶應内科医会 東京 (2005/9/3)
10 大野洋平、関守信、上野浩一、宮木大、大島直紀、目黒真理子、林篤、井上宗信、三上修治、村上円人、高木香恵、三上修治
「虫垂炎との鑑別が困難であった腸管ベーチェット病の一例」
第532回日本内科学会関東地方会 東京(2005/12/11)
11 大野洋平、関守信、上野浩一、宮木大、川田一郎、林篤、村上円人、鈴木建則、中村岩男、林篤、井上宗信
「NSAID内服により診断が困難だった食道アカラシア術後の心内膜炎の一例」
第533回日本内科学会関東地方会 東京 (2006/2/18)
12 上野浩一、目黒真理子、関守信、大島直紀、宮木大、大野洋平、川田一郎、鈴木建則、中村岩男、林篤、井上宗信、村上円人
「ステロイド投与により透析頻度の減少したANCA関連腎炎の一例」
第14回多摩慶應内科医会 東京 (2006/3/4)
13 山田善史、村上円人、林篤、目黒真理子、荒木崇志、大島直紀、川田一郎 同 循環器内科 中村 岩男、鈴木建則、井上宗信
「早期の血漿交換が著効した溶血性尿毒症症候群(HUS)の一例」
第540回 内科学会関東地方会 (2006/11/11)
14 山田善史、大野洋平、林篤、目黒真理子、荒木崇志、大島直紀、村上円人
「尿中抗原が陰性であったレジオネラ肺炎の一例」
第16回多摩慶應内科医会 東京 (2007/3/3)
15 山田善史、川田一郎、村上円人、飯ケ谷嘉門、目黒真理子、荒木崇志、大島直紀、林篤、矢部はる奈、五島史行
「扁桃腺摘出術(扁摘)が著効したIgA腎症の一例」
第543回 内科学会関東地方会 (2007/3/10)
16 宗形昌儒、飯ヶ谷嘉門、村上円人、荒木崇志、目黒真理子、大島直紀
「血漿交換により救命し得たデング出血熱の一例」
第549回 内科学会関東地方会(2007/11/10)
17 佐藤崇、荒木崇志、村上円人、目黒真理子、川田一郎、金森英彬、林篤
「微小変化型ネフローゼ症候群に合併した急性腎不全に血漿交換が著効した一例」
第557回 内科学会関東地方会(2008/10/4)
18 神戸香織、村上円人、金森英彬、荒木崇志、目黒真理子、川田一郎、丸山悠里子、林篤、柴田洋孝
「大腿骨骨折手術後の低Na血症を契機に診断された続発性副腎皮質機能低下症の一例」
第564回内科学会関東地方会(2009/7/12)
19 丸山悠里子、金森英彬、神戸香織、川田一郎、荒木崇志、目黒真理子、伊藤貴、林篤、村上円人
「閉塞性黄疸をきたしたdiffuse large B-cell lymphomaの一例」
第306回 日本消化器病学会関東支部例会(2009/9/12)
20 丸山悠里子、村上円人、橋口明典、志賀洋史、中埜信太郎、井上宗信、荒木崇志、神戸香織、林篤
「第XIII因子投与が消化管出血に著効した紫斑病(HSP)性腎炎の一例」
第569回 内科学会関東地方会(2010/2/6)
21 小口英世、村上円人、目黒真理子、荒木崇志、神戸香織、金森英彬、大澤一馬、重原理宏、峰松直人、伊藤貴、林篤
「腎不全に対して二重濾過血漿交換を行った多発性骨髄腫の一例」
第19回 多摩慶應内科医会(2010/6/24)
22 小口英世、村上円人、荒木崇志、目黒真理子、神戸香織、重原理宏
「微小変化型ネフローゼ症候群に合併した急性腎障害に血漿交換が著効した2例」
第578回 内科学会関東地方会(2011/2/12)
23 持丸貴生、村上円人、荒木崇志、神戸香織、重原理宏、林篤
「第XⅢ因子投与が腹部症状に有効であった紫斑病性腎炎の2例」
第20回 多摩慶應内科医会(2011/6/16)
24 重原理宏、村上円人、小口英世、荒木崇志、神戸香織、峰松直人
「悪性胸膜中皮腫に合併したSIADHにトルバプタン少量投与が有効であった一例」
第41回 日本腎臓学会東部会(2011/10/15)
25 持丸貴生、村上円人、荒木崇志、神戸香織、重原理宏、林篤
「ADAMTS-13低値を呈した病原性大腸菌O-157腸炎の溶血性尿毒症症候群(HUS)の一例」
第584回 内科学会関東地方会(2011/12/10)
26 南方友吾、峰松直人、君塚善文、金森英彬、林篤、村上円人
「ARDSを合併し診断に苦慮した粟粒結核の一例」
第21回 多摩慶應内科医会(2012/6/13)
27 重原理宏、村上円人、荒木崇志、佐藤真理子、神戸香織
「慢性心不全にトルバプタンが有効であった透析患者の一例」
第57回 日本透析医学会学術集会総会(2012/6/22)
28 重原理宏、村上円人
「心不全合併透析患者へのバソプレシン拮抗薬の使用経験」
第15回 多摩腎臓高血圧研究会(2013/2/21)
29 神戸香織、峰松直人、荒木崇志、佐藤真理子、重原理宏、村上円人
「慢性壊死性肺アスペルギルス症(CNPA)の透析患者の一例」
第58回 日本透析医学会学術集会総会(2013/6/21)
30 重原理宏、村上円人、荒木崇志、神戸香織、小池鈴華
「トルバプタン(TOL)少量併用投与が糖尿病性腎症の浮腫に有効であった一例」
第43回 日本腎臓学会(2013/9/30)
31 八木一騎、村上円人、荒木崇志、神戸香織、重原理宏、小池鈴華、林篤
「インスリンデグルデグが劇症1型糖尿病の基礎インスリン補充に有効であった一例」
第604回 内科学会関東地方会(2014/3/8)
32 小池鈴華、荒木崇志、重原理宏、神戸香織、村上円人
「トルバプタンの少量投与により慢性血液透析後に透析を離脱できた一例」
日本透析医学会学術集会・総会(2014/6/15)
33 増澤啓太、峰松直人、君塚善文、大澤一馬、三上修治、山本達也
「大空洞陰影を主体とし急速に陰影拡大した浸潤性粘液産生性肺腺癌の一例」
第167回 日本結核病学会関東支部学会(2015/2/14)
34 増澤啓太、村上円人、繼敏光、中村岩男、井上宗信
「卵円孔開存によるPlatypnea-orthodeoxia syndrome(POS)に対して経皮的Amplazer型閉鎖栓を施行した一例」
第613回 日本内科学会関東地方会(2015/2/17)
35 重原理宏、村上円人、荒木崇志、神戸香織、小池鈴華
「慢性心不全合併の血液透析患者でトルバプタンが長期に有効であった一例」
第88回 日本内分泌学会学術総会(2015/4/25)
36 奥隅真一 峰松直人、林篤、村上円人
「当院で経験した血管内リンパ腫の二例」
第24回 多摩慶應内科医会(2015/6/4)
37 小池鈴華、村上円人、荒木崇志、神戸香織、重原理宏
「トルバプタン少量療法により慢性血液透析(HD)を離脱した高齢者の一例」(第2報)
第60回 日本透析医学会学術集会(2015/6/27)
38 福原祐樹、神戸香織、村上円人、荒木崇志、重原理宏、小池鈴華
「ネフローゼ症候群を合併した多発性嚢胞腎に対して少量トルバプタン投与により総腎容積が縮小した一例」
第45回 日本腎臓学会(2015/10/3)
39 森永弘章、林篤、村上円人
「孤立性腎動脈解離によって腎梗塞を発症した一例」
第621回 日本内科学会関東地方会(2016/2/13)
40 奥隅真一、佐々木衛、大澤一馬、峰松直人、
国家公務員共済組合連合会立川病院外科 岩丸有史、山本達也
「RS3PE症候群が発見契機となった肺腺癌の一例」
第621回 日本内科学会関東地方会(2016/2/13)
41 小池鈴華、村上円人、荒木崇志、神戸香織、重原理宏、福原祐樹
「原発性副甲状腺機能亢進症にシナカルセトを投与し腺腫縮小が得られた一例」
第621回 日本内科学会関東地方会(2016/2/13)

日野市立病院 外科・後期研修プログラム

外科後期研修医
外科研修
プログラムの特徴

8名の外科医が、食道、胃、肝・胆・膵、甲状腺、乳腺、腸、血管を担当しています。呼吸器疾患と小児外科疾患は非常勤外科医による対応となり。 外科での研修は消化器疾患の病態を理解し、悪性疾患に対する治療が主体となりますが、これを骨子とし外科治療の枠を拡大し、現在74疾患を取り扱っている状況です。

これらの手術の大半を上級医の指導下に研修することになります。
手術基本手技は細部にわたり、ハサミの使い方動かし方、糸結びや止血法、縫合法などしっかりと身につけて頂きます。
IVR(interventionradiotherapy)は放射線科医と共同で行うものに関しても、研修を行って頂きます。

チームにおけるグローバルな医療を目指すために、毎週看護師とのカンファレンスを行い治療の方針や問題点などについて討議することも大事であり、内科・外科・放射線科による合同カンファレンスでは患者のプレゼンテーションを主治医とともに行います。

研修医はNSTや緩和医療チームなどにも積極的に参加し、さらに、地域の在宅医療施設や訪問看護師とも連携を取り、退院支援や在宅支援などの後方支援が円滑に行えるよう学習をして頂きます。1単位の外来を上級医と共に担当することで、患者さんの入院治療計画や術後のフォローの方法を身につけて行きます。これらの課題を理解し、焦らずに1つ1つクリアすることが重要で、ここでの研修経験が医師としての自信につながります。

資格や認定も大事なことですが、それより、将来、一人で立ち向かう治療で困ったときに、日野市立病院外科の研修で救われる瞬間が必ずあるということも、冥利だと考えております。
臨床責任 外科部長 藤田晃司
プログラムの目標
  1. 患者の訴えを理解し、適切な診察を経て検査を組み立て、診断に至る診療法を身につける
  2. 手術適応を理解し、治療方針を立てることができる
  3. 外科マニュアルに沿い、外科の基本手技を身につける
  4. 内視鏡による検査や治療を理解し、実施できる
  5. 外科チーム医療を理解し、担当患者のプレゼンテーションを含め他職種間で情報共有ができるよう病態や治療方針の把握に努める
  6. 専門性を維持しながら、多種の疾患に対して幅広く対応できるprimary careを身につける
  7. 化学療法の適応・中止基準・薬理作用を学習する
  8. NSTに必要な外科栄養学を学習する
  9. 緩和医療に必要なケアや薬理学を学習する
  10. 患者および家人への謙虚で明快な説明を怠らない
  11. 安全を意識した治療を提供し、医療の質を向上させる
  12. 常に、病気ではなく人を治す医療を心がける
取得可能資格
  1. 日本外科学会専門医
  2. 日本消化器外科学会専門医
  3. 日本消化器病学会専門医
  4. 日本消化器内視鏡学会専門医
  5. 日本がん治療認定医   等
初期研修医 若林俊輝先生 研修医奨励賞受賞

平成28年6月11日(土)第841回外科集談会(当番世話人 埼玉医科大学国際医療センター 小山勇先生)が大宮ソニックシティービルにおいて開催されました。午前中に行われた研修医演題27題の中から、研修医演題奨励賞が4演題選ばれ、当院初期研修医若林俊輝先生発表の『診断に苦慮した小腸間膜裂孔ヘルニアの1例』が受賞しました。他の受賞施設は、防衛医科大学校、日本赤十字病院、東京逓信病院といった東大系のハイボリュームセンターでした。外科 藤田晃司)

初期研修医 若林俊輝先生 研修医奨励賞受賞

表彰状を授与してくださったのは、武藤徹一郎東大名誉教授です。

学会・研究会
2024年 (計10件)
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第871回
外科集談会
回腸穿孔をきたした膵癌小腸転移の1例 石川亜美 令和6年3月9日(土)
山上会館
第27回
八王子消化器科医会学術講演
閉会の挨拶 藤田晃司 令和6年3月15日(金)
京王プラザホテル八王子
第872回
外科集談会
ステント逸脱を契機に結腸部分切除術と幽門側胃切除術を施行した1例 石川亜美 令和6年6月15日(土)
山上会館
第28回
八王子消化器科医会学術講演
座長 藤田晃司 令和6年7月29日(月)
八王子市学園都市センター
第28回
八王子消化器科医会学術講演
日野市立病院外科の紹介 一坂俊介 令和6年7月29日(月)
八王子市学園都市センター
第873回
外科集談会
腎細胞癌大腸転移による穿孔に対してHartmann手術を施行した1例 石川亜美 令和6年9月20日(土)
山上会館
第65回
日本脈管学会総会
急性上腸間膜動脈閉塞に対して手術を施行した1例 一坂俊介 令和6年10月25日(金)
都市センターホテル
第98回
多摩医学会講演会
当院におけるLeriche症候群の手術例 一坂俊介 令和6年11月16日(土)
ホテルエミシア東京
第25回
信濃町肝胆膵外科ミーティング
ポストチーフで得た経験 大杉頌子 令和6年11月16日(土)
ジョンソン・エンド・ジョンソン本社3Fカフェテリア
第874回
外科集談会
腹腔鏡膵手術を施行した膵管ステントの脱落によるS状結腸穿孔の1例 池田堅登 令和6年12月21日(土)
日本赤十字看護大学 広尾キャンパス
2023年 (計6件)
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第867回
外科集談会
直腸癌子宮転移の1例 塩野泰良 令和5年3月18日(土)
杏林大学井之頭キャンパス
第868回
外科集談会
胃癌術後下行結腸閉塞に対して大腸ステント挿入術を施行した1例 石川亜美 令和5年6月3日(土)
山上会館
第869回
外科集談会
嚢胞性変化を伴う胃壁外発育型Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の1例 石川亜美 令和5年9月23日(土)
山上会館
第97回
多摩医学会講演会
Segmental arterial mediolysisの3例 一坂俊介 令和5年10月28日(土)
パレスホテル立川
胃がんWeb講演会 in 多摩 閉会のあいさつ 藤田晃司 令和5年11月20日(月)
Web開催 ZOOM
第870回
外科集談会
若年男性に発生した後腹膜原発solitary fibrous tumorの1例 石川亜美 令和5年12月17日(土)
山上会館
2022年 (計8件)
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第863回
外科集談会
S状結腸軸捻転症とPetersenヘルニアを合併した1例 新川将弘 令和4年3月12日(土)
Web開催 ZOOM
第863回
外科集談会
臍腸管遺残のメッケル憩室を認めた1例 樋口裕之 令和4年3月12日(土)
Web開催 ZOOM
第863回
外科集談会
総胆管結石を伴う化膿性胆管炎と胆嚢十二指腸瘻の1例 川本潤一郎 令和4年3月12日(土)
Web開催 ZOOM
第864回
外科集談会
腹腔内出血にて緊急手術を施行しSegmental arterial mediolysis (SAM) と考えられた1例 塩野泰良 令和4年6月18日(土)
Web開催 ZOOM
第865回
外科集談会
横行結腸癌による腸重積の1例 塩野泰良 令和4年9月17日(土)
Web開催 ZOOM
第63回
日本脈管学会総会
大伏在静脈を移植してシャント血管造設を施行した1例 一坂俊介 令和4年10月27日(木)
パシフィコ横浜
胃癌治療を考える会 開会の辞 藤田晃司 令和4年12月15日(木)
Web開催 ZOOM
第866回
外科集談会
当院における壊疽性胆嚢炎症例の検討 塩野泰良 令和4年12月17日(土)
EBiS303カンファレンススペース
2021年 (計15件)
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第100回
城西外科研究会
Session 1; 座長 溝田高聖 令和3年3月20日(土)
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第100回
城西外科研究会
Session 2; 座長 一坂俊介 令和3年3月20日(土)
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第100回
城西外科研究会
特別講演「がん治療と並行した緩和ケアの取り組み」;座長 藤田晃司 令和3年3月20日(土)
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第859回
外科集談会
虚血性小腸炎を疑う小腸閉塞の1例 佐藤壮泰 令和3年3月27日(土)
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第859回
外科集談会
男性の鼠径部に生じたCellular Angiofibromaの1例 中島優太 令和3年3月27日(土)
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第859回
外科集談会
一般演題7 「体表・内分泌」;コメンテイター 鴇沢一徳 令和3年3月27日(土)
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第859回
外科集談会
石灰化を生じた直腸癌同時性多発肝転移の1例 園田啓太 令和3年3月27日(土)
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第860回
外科集談会
腹腔鏡下胆嚢摘出術とリンパ節切除を行い、胆嚢癌と診断した1例 川本潤一郎 令和3年6月26日(土)
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第76回
日本消化器外科学会総会
絞扼性腸閉塞における腸管壊死の予測因子およびICG蛍光法を用いた腸管血流評価の有用性についての検討 島田理子 令和3年7月7日(水)
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第861回
外科集談会
胃全摘術・Roux-en-Y再建後に逆蠕動運動性腸重積をきたした1例 川本潤一郎 令和3年9月11日(土)
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第62回
日本脈管学会総会
Segmental arterial mediolysis(SAM)に対して腸管切除術を施行した1例 一坂俊介 令和3年10月16日(土)
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第83回
日本臨床外科学会総会
S状結腸穿孔に対するハルトマン手術後に発生した鼠径ヘルニア膿瘍の1例 川本潤一郎 令和3年11月18日(木)
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第113回
日本消化器内視鏡学会関東支部例会
食道裂孔ヘルニアに伴う胃軸捻転症に対して経皮内視鏡的胃瘻造設術を施行した1例 川本潤一郎 令和3年12月5日(日)
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第862回
外科集談会
人工肛門脚における宿便性大腸穿孔の1例 新川将弘 令和3年12月18日(土)
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第862回
外科集談会
直腸脱術後の嵌頓および直腸壊死に対して腹会陰式直腸切断術を要した1例 川本潤一郎 令和3年12月18日(土)
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